EggPlantEggが好き

台湾のバンド茄子蛋EggPlantEggのファンです。ボランティアで翻訳しています。ほとんど更新しません。

9月10日インスタグラムの内容

f:id:otsuka3:20220912201110j:image

9月10日は阿斌の誕生日でした。
本件をブログの記事として残すか少し迷いましたが、バンドの活動に関わる重要事項なので書くことにしました。

 

阿斌が自分の誕生日に更新したインスタグラム。声帯を痛めて思うように声が出ないため、休むことにしたと書かれていました。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by Ng KiPin 黃奇斌 (@bennyisspiderman)

www.instagram.com

 

以下の青字、意訳を含む抜粋です。(できれば本人発信の原文を読んでいただきたいです。)

ファーストアルバム「卡通人物」を作っていたとき、自分がかすれたハスキーな声が出せることに気づいた。簡単に出るわけではなかったがバンドのメンバーもファンも自分自身もこの声を気に入ったので、アルバムの曲の中で何度も使った。このような歌い方が声帯を傷めることになるなど気にもしなかった。その後「浪子回頭」が有名になっていったのでその声で歌っていかなければならなくなり、練習を繰り返すうちに声帯を痛めていることに気づいた。2019年にセカンドアルバムを出したときの自分には昔のような回復力はなくなっていた。将来歌えなくなるという事実に直面するのがこわかった。そして2021年、あるライブのリハーサルで歌えなくなってしまい、ステージの上で崩れ落ちてマイクに向かって「歌えない!」と叫ぶまでになった。

それから医者を探し、毎日そして毎回ライブ前には薬を飲んでいた。歌うことが楽しくなくなり、曲やバンドが有名になっていくにつれて逆に自信を失っていった。そしてライブを控えたある朝、自宅で発声練習をしていたら突然声が出なくなった。まるでこの世界における自分の最大のスキルを神様が突然回収していってしまったようだった。

2021年は毎回ライブの一か月前から言葉にならないくらいのストレスに見舞われた。自分で作った歌が歌えないのに、昔のように歌えないのに、何事もないように振る舞わなければならなかった。自分が歌えないであろう曲を書き、書き終えたらまた無理に歌おうとして、なぜ自分にここまでさせるのかわからなくなりつらかった。だから年末、しばらく休むと決断した。

しかし今は少しだけ楽になった。みんなには心配しないでほしいと思う。音楽づくりはやめないし、ステージに戻りたいという気持ちは捨てない。本当にライブをするのが好きだから。この世界に自分の声と音楽を残すことができてよかった。

 

 

実は私は昨年何度かライブ配信を見ていて阿斌が歌いにくそうにしていることには気づいていました。でもそれはその日のコンディションの問題であると思っていました。人間誰しも365日100%元気いっぱいなわけではないですから。しかし今年に入ってEggPlantEggとしては一度もライブをしていなかったのにはさすがに異変を感じて心配していたところでした。その裏にこの様な理由があったのかと思うと何とも言葉が出ません。

まずはしばらく喉を休めてほしいと思います。再びライブができますように。心から快復を祈っています。

 

2022年9月12日

Copyright ©EggPlantEggが好き All rights reserved.

プライバシーポリシー