2022年です!
新曲「閣愛妳一擺」、お聴きになりましたか?
大晦日の台北の年越しライブ、ご覧になりましたか?
ブログの更新は少なめですが一年中EggPlantEggの音楽を聴いてEggPlantEggのことを考えてEggPlantEggのことが大好きと叫んでいます。2022年もこの調子でいきますのでよろしくお願いします。
さてここで勝手にEggPlantEggの2021年を振り返りたいと思います。私が思いつくキーワードは3つです。
大トリ!
映画!
コラボ!
大トリ。
3月に高雄で行われたMegaport Festival 大港開唱に大トリで出演しました。ライブ配信でもわかるくらい会場が盛り上がって見事なパフォーマンスでした。それまでは衣装がたまにちょっとだけ微妙(ゴメンなさい)なこともあったのに、スタイリストが変わったおかげでめちゃくちゃかっこよく仕上がってました!このフェスで大トリを務めること自体がすごいです。あまりに感動したのでその様子をこちらの記事に残しました。
映画。
韓国映画のリメイク作品「當男人戀愛時(邦題:君が最後の初恋)」の主題歌「愛情你比我想的閣較偉大」のリリースです。映画も主題歌も非常に評判がよく、金馬獎 Golden Horse Awardsの主題歌の部門にノミネートされました。受賞は逃したものの、実際に受賞した別アーティストの作品(艾怡良/我這個人)とほぼ互角であり、最後はアーティスト本人が映画に出演したかどうかで評価が分かれ、もし別の年にリリースされていたならきっと受賞していたくらいの勢いだったらしいです。
(金馬獎にて)
コラボ。
Mayday(五月天)、Jolin Tsai(蔡依林)といった大物アーティストのライブにゲスト出演し、Ricky Hsiao(蕭煌奇)やKimberley Chen(陳芳語)の楽曲に参加するなど、他アーティストとのコラボが多かった印象です。
また大晦日は台北の年越しライブに出演し、Power Station(動力火車)と同じ舞台に立って一緒に歌う姿に見ているこちらも胸が熱くなりました。ライブの様子は現在こちらにアーカイブが残っています。いつまで残るか不明ですがEggPlantEggは3:35:50頃から登場します。
(Power Stationインスタグラムより)
こんな感じで結構充実した1年でありましたが、1つ気がかりがあります。2021年は大型コンサートを行う予定と明言していたのに詳細の発表がないまま年を越して今に至っています。2022年は実現できるといいなと思います。可能であれば私も日本から見に行きたいのですが、まだ厳しいかな?
突然ですが話題を変えて、ここで少し自分のことを書きたいと思います。
私はEggPlantEggが大好きで、たまに台湾の方からその理由を聞かれることがあります。台湾には他にもたくさんロックバンドがいるのにどうしてEggPlantEggだけなのって。聞かれると「歌がいいから、ギターが上手いから、落ち込んでいる時に元気をもらえるから」などとありきたりなことを答えていました。どれも本当ではあるのですが、あとから取ってつけたようで自分でもしっくりこない感じでした。
理由はもっと違うところにあるかもしれないと思い、これまで自分が聴いてきた音楽を振り返ってみました。
私は1990年代半ばに中華圏の音楽を聴き始めました。(同時に当時まだ超マイナーだったK-POPも聴いていたのでクラスの同級生からは完全に変わり者扱いされていました。)
きっかけは偶然見たアジア音楽専門の深夜番組でした。そこで香港のGrasshopper (草蜢)を知り中華エンタメの沼にハマったんです。
最初は香港のポップスと中国のロックを中心に聴いていましたが、1999年に台湾のシンガーソングライターPhil Chang(張宇)の「雨一直下」を聴いて大ファンになり、それから台湾に傾倒していきました。あの頃の台湾の音楽はまだ洋楽や邦楽のカバーも多く、なんかそれは手抜き感があって私は好きになれず、自分で曲を作る人を選んで聴いていました。Phil ChangのほかにWubai(伍佰)が大好きでした。その後は私にとってこの2人を超えるアーティストが台湾から現れませんでした。
しかし2018年、私の前に突如EggPlantEggが現れました。(YouTubeですけどね。)「浪子回頭」冒頭のギターソロを聴いた瞬間、記憶から削除されかけていた18年も前のWubai and China Blueのライブでの感動が一瞬にして甦ってきて体全体に電気が走って震えました。
ここまで思い出してやっと気づきました。EggPlantEggは私が今まで好きになったアーティストの要素全てが揃っているんです。
1.ステージ上の派手と言っていいほどの存在感とパフォーマンス(Grasshopper)
2.力強い音と台湾味100%のダサかっこよさ(Wubai)
3.言葉による表現力と教養がにじみ出る歌詞(Phil Chang)※
(※歌詞だけに注目するならPhil Chang本人でなく、夫人で作詞家の十一郎のほうかもしれない…笑)
EggPlantEggは私が「スター」に求めているものを全部提供してくれる完璧なアーティストです。このあと自分が10年20年と生きていってもEggPlantEggを超えるアーティストは現れないかもしれません。
ライブに行って会いたいのは言うまでもないのですがそれは私のエゴなのでどうでもいいとして、とにかくメンバー全員が元気で一人もかけることなく音楽活動を続けて息の長いバンドでいてほしいと心から思います。
最後までまでお読みくださった方、ありがとうございます。長々と失礼しました。
2022年1月4日更新